ユビキタスコンピューティングに関するトップ会議UbiComp 2017 が9月中,米国ハワイ・マウイ島にて行われます.
無線電波測位に関して以下の口頭発表を行います.
–発表情報–
Technical session “CONTEXT SENSING 1” 2017-09-13 (Wed.) 15:30 – 17:00
Robust indoor localization across smartphone models with ellipsoid features from multiple RSSIs
Masato Sugasaki, Masamichi Shimosaka
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近年,さまざまなサービスやユビキタス・コンピューティングの分野への有用性から,
位置情報の重要性が高まっています.
しかし屋内測位技術において,機種ごとのハードウェアの違い等により,
高品位な測位を行えないという問題点が存在します.
本発表では,この機種依存性の問題を解決する高精度測位手法を提案します.
環境要因等の精度劣化の問題に使用されるドメイン転移や多タスク学習等のアプローチも考えられますが,
多大な種類の機種が存在する現代においてそれぞれの機種のデータが必要なこれらの手法は実用的でありません.
そこで,我々の手法は特徴量表現のレベルに立ち還り,
理論的な考察とともに”楕円周特徴量”という特徴量表現を提案しています.
既存手法と比べ,機種依存性の低減と少数APであっても頑健な測位を可能とすることが特徴です.
4機種を使用した性能評価実験により,
既存の最新手法(電波強度の大小関係を使用する表現)に対し,
提案手法の有用性を検証しています.
この論文は,学術雑誌
Proceedings of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies (IMWUT)
に9月に掲載されるものです.
雑誌掲載と口頭発表を兼ねているのはUbiCompの査読システムの変更によるものです.
–発表情報–
Technical session “CONTEXT SENSING 1” 2017-09-13 (Wed.) 15:30 – 17:00
Robust indoor localization across smartphone models with ellipsoid features from multiple RSSIs
Masato Sugasaki, Masamichi Shimosaka