2025年2月26日に,情報処理学会 Japan UBI Symposium 2025が,グラングリーン大阪(さくらインターネット本社 Blooming camp内イベントスクエア)にて開催されます.
我々は本研究会にて,以下のポスター発表を行います.
下坂研究室 x LINEヤフーの都市動態予測研究
下坂研究室ではこれまで,LINEヤフー株式会社(旧Yahoo!JAPAN研究所)との共同研究を通じて,
都市動態予測に関する様々な手法を提案してきました.
都市動態とは,都市における人流の時間変化のことであり,未来の都市動態パターンを予測することで,
都市におけるイベント検知の高精度化,都市開発に有益な人流シミュレーションといった応用が可能です[Nishi+, Urb-IoT’14; Shimosaka+, UbiComp2015; Shimosaka+, AAAI’19; Hayakawa+, PAKDD’22].
この研究成果はYahoo!マップにおける「混雑レーダー」として社会実装もされました.
さらに近年では,予測可能な都市動態パターンとして,通勤通学といった日常的なパターンに限定されていたものが,
イベントの開催に伴う混雑といった,非日常的なパターンにまで拡張されてきています[Konishi+, UbiComp’16; Anno+ SIGSPATIAL’20; Anno+ SIGSPATIAL’24].
これにより都市動態予測の応用先は,混雑下の安全対策や交通整理など,新たな領域にも展開可能となってきています.
本ポスター発表では,これまで下坂研究室がLINEヤフー株式会社と一緒に取り組んできた,
都市動態予測研究の成果をまとめ発表します.
合わせて,関連するプロジェクトページもご覧ください.
・携帯電話位置情報を用いた大規模高精細な都市動態予測
・乗り換えデータに基づく都市異常予測
・位置情報履歴・乗換検索履歴を用いた異常度最適化に基づく異常混雑予報
・多タスクマルチオーダ ポアソン回帰による都市動態予測
・楽音合成技術にヒントを得た 混雑の生起・継続・終了状態の認識に基づく 混雑寿命予報
・告知情報と大規模言語モデルを活用した 公共イベントの人出予報
発表情報
2025年2月26日 15:00–17:00 ポスターセッション
下坂研究室 x LINEヤフーの都市動態予測研究
下坂正倫、安納爽響(東京科学大学)、坪内孝太(LINEヤフー株式会社)