BigDataに関する国際会議 (The 2020 IEEE International Conference on Big Data (Big Data))が12月10日-13日で開催されます(オンライン開催).
下坂研究室では以下の発表を行います.
スマートフォンから得られるGPSデータを活用した人の流れの解析が近年盛んに研究されています.これまでの研究では,ある特定の都市を対象とした解析に限られることが多く,例えば日本全体,といったより広大な対象をカバーする事例は議論されてきませんでした.広大な空間を対象とする場合,人が多く密集する都市部だけでなく過疎地域を含めた多様な人口密度を対象とした解析が必要となります.このような場合に頑健な枠組として,MOIREと呼ばぶ混合オーダーの回帰モデルを提案します.この論文では,この技術のアプリケーションとして,日本全国全体を俯瞰し局所的に発生するイベントを検知するシステムについても論じています.2019年の台風15号,19号での都市レベルの異変の様子についても論じています.
この研究は,ヤフー株式会社との共同研究により得られた成果です.
研究室の卒業生である佐藤さん(現ヤフー株式会社)もヤフー株式会社様のメンバーとして関わった研究として,
意義深いものがあります.
-発表情報-
Session 28 (Sunday, December 13, 2020, 10:15 – 12:30 PM EST (December 13, 2020 24:15 – 26:20 JST)
Masamichi Shimosaka*, Kota Tsubouchi**, Yanru Chen*, Yoshiaki Ishihara*, and Junichi Sato**
(*Tokyo Institute of Technology, **Yahoo Japan Corporation)
学会のプログラム情報はこちらから