無線電波による屋内人位置推定システムにおけるセンサ配置最適化に関する論文がAdvanced Roboticsに掲載されました.
無線電波による屋内人位置推定システムに関する研究が近年盛んです.
2014年にはMicrosoft Indoor Localization Competitionも開催されました.
一連の研究では精度の向上が注目されがちですが,
本研究は,位置推定精度を一定以上に保つという前提のもとで,
住居環境中に設置する電波強度センサの台数を減らすことに注目し,
一般住居に導入する際のコストを減らすことを目的としたものです.
色々な方策が考えられますが,こちらの研究では,
住居全体に万遍なくセンサを仮設置し,
その中から必要なセンサを選択する問題として定式化し,
設置センサ数と測位性能との関係を調べたものが以下の論文です.
Masamichi Shimosaka, Osamu Saisho, Takuya Sunakawa, Hidenori Koyasu, Keisuke Maeda, Ryoma Kawajiri
ZigBee based wireless indoor localization with sensor placement optimization towards practical home sensing
Advanced Robotics Vol.30, issue 5, pp. 315–325, 2016